簿記二級を取れたっぽい

ので、その経緯について書きます。もし参考になれば幸いです。答えをメモしてくる余裕はなかったので、実際に受かっているかは分かりませんけど。。


Content:
・まずこの2冊を読んで財務諸表のイメージを掴む!
・簿記の三級だけを勉強するのは価値がない??
・実際にどう勉強したか
・2級の試験の受け方
・こんな家計簿ソフトほしくない??

まずこの2冊を読んで財務諸表のイメージを掴む!

そもそも会計に興味を持ったのは、『食い逃げされてもバイトは雇うな』『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の2冊を読んだところからです。この2冊はすごくおもしろいんですけど、ただ数字の「作り方」に当たる簿記の仕組みについては学べません。


企業の会計の仕組みをイメージするには、『会計のルールはこの3つしかない』と『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』がおもしろいです!

『会計のルールはこの3つしかない』が物語形式でとにかく読みやすいのと、会計の基本原則にフォーカスしているので、この順番に読むことをお勧めします。

『財務3表一体理解法』は、仕訳をしておいて決算で財務諸表を作るのではなく、企業の活動1つ1つごとにそれは財務3表にどう反映されるか、3表はどう繋がっているか、という視点で書かれており、ニュースに出てくる単語がどういう会計処理を意味するのかというイメージが得られます。

この2冊を読んだことで、財務諸表の「作り方」「読み方」がイメージでき、日経を少しは納得感を持って読めるようになりました。


会計のルールはこの3つしかない (新書y)  決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

簿記の三級だけを勉強するのは価値がない??

簿記を取る理由には大きく分けて2つあると思います。

1、内定先・勤務先が取得を強く推奨する、もしくは実務で必要
2、興味(自己啓発


2の場合、簿記三級だけを勉強する価値はないと思います。

自分自身、2のケースで、会計の仕組みを知っていた方が新聞や本をおもしろく読めるのではないか、と考えて簿記を勉強することにしました。

3級と2級は、テーマがそれぞれ個人商店と株式会社です。3級の内容を習得しても日ごろ触れるニュースの会計処理のイメージには繋がらない、と勉強してみて感じました。個人的な意見ですが、3級の知識では上記の2冊を読んでその視点でニュースを見るほどの納得感にはならないと思います。

2級を取るためには過程として3級を通過しなければならないけれど、2級まで取る気はなければむしろ必要に迫られるまで簿記の勉強はしなくいいのではないか、と思います。


もちろん1の場合には、取るしかないです。おれの場合は会計の本は好きで読んでいたため、3級は丸2日かけて『日商簿記3級とおるテキスト』を読んで、そのあと過去問をやってみたら1回目で84点だったし(合格点は70)、同期の話を聞いてもそんな感じなので、そこまで大きな負担にはならないと思うのでご安心を。

実際にどう勉強したか

以下の2つの記事を参考にしました。

独学で効率よく簿記三&二級に合格するための僕の方法 - ミームの死骸を待ちながら
簿記2,3級を独学で同時に3週間で受かる方法


3級に関しては、上記のGW中の二日間で勉強をやめ、受験料\2,500をケチって受験もしないことにしました。GW明けからの1ヶ月強の土日で2級の勉強をしました。

2つの記事のスタンスと若干違ったところは、テキストの例題も全部手を動かして解いてみたところです。


ちなみにおれが使ったのはこれらのテキストと問題集です。

日商簿記2級とおるテキスト 商業簿記  日商簿記2級とおるテキスト 工業簿記  日商簿記検定過去問題集2級出題パターンと解き方―2009年6月(122回)試験対策用

2級の試験の受け方

2級は工業簿記が鬼門といいますが、どうせ避けては受かりません。100点満点で70点以上が合格、そのうち工業簿記(第4問・第3問)で40点なので。

部分点狙いという手もありますが、工業簿記は覚えることも計算量も少ないので、マスターして40点満点を狙うのが良い作戦だと思います。おれは工業簿記には商業簿記の半分くらいしが勉強時間を割きませんでしたが、過去問を解いてて工業簿記で失点をすることはほとんどありませんでした。

一方、商業簿記はどうも点数が安定しませんでした。

というわけで、


第1問(商業簿記・仕訳)目標16点
(20点取れるようにするのと16点を目指すのでは、かなり労力が変わってくるので、仕訳は目標16点でいいと思う)
第4問・第5問(工業簿記)目標40点

という順番で解くと、この時点で56点になるので、あとは

第2問・第3問(商業簿記

を時間を見ながら簡単なほうから解いていって、最低14/40取れば合格!


というのが精神衛生上もいい受け方だと思います。

ちなみに今日の試験は第4問がやったことがないパターンの出題で焦ったし点数もどれだけ取れたか分かりませんが(シュラッター図出ろよ!笑)、第2問がやたら簡単な問題だったので助かりました。


あとは、


1、とにかく時間がギリギリので、よく分からなくなったら、その問題は部分点でいいやと思って捨てて、とっとと次に行く
2、計算用紙がA4一枚裏表のみで、問題用紙も書き込むスペースがほとんどないので、計算用紙の使い方に慣れておく


という2点が、重要な気がします。

こんな家計簿ソフトほしくない??

もう簿記自体の勉強は当分イヤ!!


今研修でJavaを習っているので、お手軽家計簿ソフトを作ってみようと思う。

家計簿がなぜ続かないかって考えてみると、
1、いちいちレシートを取っておくのが面倒くさい
2、細かい計算が合わないのがイライラする
3、項目の分類の整合性がとれなくなってきてイヤになる
というのが自分の中では主要因だったけど、3に関しては簿記を勉強したからたぶん解決できるし、1・2に関して、


財布にいくら入っているかを入力すると、前日の財布の残高と差し引きして今日いくら使ったか示してくれる
そこから「今日は、たばこ一箱買って、ATMで1万円降ろして、飲み会で4000円くらい使った」みたいな感じで入力していく
合わない分は生活費(あるいは雑費)として計上される


っていう仕組みにすれば続くんじゃないか!?って思ったのです。

別に家計簿を元に申告をするわけじゃないから、絶対値の大きいものが大事で、細かいものは雑費でいい。伝票会計みたいなのを組み合わせてお手軽家計簿!


というのを作ろうと思うんですが、勉強のために車輪の再発明をしたいわけではないので、もし既にそういうフリーソフト/webのサービスがあるよ!っていうのをご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください!!



1年くらい前に簿記を受けるって宣言して後輩からテキストを借りたものの、借りぱくしたまま、しかも他の人の家に置いていて、結局1年間1回も開くことなく京都を出る際に返した、という経緯があるので、せめてもの罪滅ぼしに受かってるといいな。