Be the change you want to see in the world


昨日バイトの送別会がありました。

「おれが見送ったバイトが後輩だけで14人になった」とか、「長く一緒に働いたバイトが3人一気にやめて、2年以上働いている(前の店長時代を知る)バイトがおれだけになって一時代が終わった感じがした」とか。

まぁそんなことはいろいろ言えるんだけど、本当はただ一つ、うちの店のアルバイトの中でおれにとって特別な存在だった後輩がやめるんです。

すごくいい送別会でした。


話は変わって、去年の年末から就活終わりくらいまで、こんなに本を読むのは中学生以来というくらい本を読んでいた時期があって、それはすごく楽しい時間だったのです。

その中で、「読み終わったあと一番温かい気持ちになった本」は、「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という本です。
(もしこの本を読んでみようと思ってくれる人がいたら、続編の「2日で人生が変わる「箱」の法則」と迷うと思うんですけど、1冊だけ読むなら、続編のほうが内容的には良くまとまっているので「2日で人生が変わる「箱」の法則」をお勧めします。)


この本は人間関係に関する物語風の自己啓発本です。おれはこの本を読んでいってラストで泣きそうになりました。

最後に「知ったことに即して生きること」として以下のことが挙げられています。

・完璧であろうと思うな、よりよくあろうと思え。
・すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を活かせ。
・他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。
・箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にとどまるようにしろ。
・自分が箱の中にいることが分かっても、あきらめるな。努力を続けろ。
・自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝ったうえで、更に前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力をしろ。
・他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。
・他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。

もちろん本を1冊読んだくらいで変われるはずはなくて、相も変わらず、自分の独善的な気持ちを人にぶつけてしまったり、自分の満足の行くように人を動かそうとしたり、自分を大きく見せるための話を人にしてしまうことの繰り返しです。

だけど、すべては自分次第だということに気がつきました。そして、箱の中から出られた瞬間はびっくりするくらい世界は愛で溢れているのです。

まずできることとして、自分の表面上の「相手のため」と、心底からの「相手のため」の違いには少しでも敏感でいようと思っています。


その後輩に甘えられたのが自分の中で当たり前になりすぎているけれど、そして長く一緒に働いた人たちはあまりに実際とかけ離れて良く”おれのことを分かってくれて”いたけれど、18歳の女の子が新しく何人も入ってきてさすがに今までの後輩たちと同じようには接することができなくて戸惑う最近だけど、

だけど、心機一転、新たに一からやり直そう、と強く思った送別会だったのです。


自分の小さな「箱」から脱出する方法  2日で人生が変わる「箱」の法則