曽我部さんみたいに歌いたいです


火曜日、曽我部恵一バンドを心斎橋に見に行った。素敵なライブで、素敵な一日でした。

恋人たちのロック、トーキョー・ストーリーで始まって、本編最後が「魔法のバスに乗って」。あの「魔法のバスに乗って」をおれはきっと折にふれて思い出すと思う。それから「シモーヌ」が良かった。最高でした。

ギターを弾きながら思いっきり恋の歌を歌いたいと思った。


金曜日。後輩に貸していたCDを渡してもらう、という大義名分を得てサークルのライブを見に行った。

それから研究室に戻って急いで実験を片づけて、ギターを持ってサークルに行った。ラッキーなことに家に未使用の弦が1セット転がっていた。

1年ぶりにケースから出したギターの弦を張り替えた。っていうとかっこいいけど、実際のところ、どっち向きに巻くのか分からなくて、あと何弦をどの穴に通せばいいのか分からなくて、何回も後輩に聞いて回ったのです。家に転がっていた弦は開けてみたらなんと12弦ギターの弦だったけど、後輩が弦を1セット売ってくれて事なきを得ました。

「相変わらず」という先輩の大好きな曲を歌い、それから斉藤和義を適当に歌って、それからチューニングを替えて数年ぶりに岸部眞明の「花」を弾いた。っていうとかっこいいけど、実際のところ、後輩にDadd9の押さえ方を聞き、それから楽譜の進み方を聞いて回ったのです。


土曜日。悔しかった。虚しかった。自分がいるうちは絶対に起こさないと思っていたことが起きて、自分がここにいる意味はなんなんだろうとか思った。

だけど、そう考えていたおれはあまりに傲慢でした。

おれは物事をコントロールしようとしていた。自分を変えるのではなく、人を変えようとしていた。

もう一度、一からやり直そうと思います。


この前、研究室の教授と教授室で飲んだときに、「だいぶ前にto doリストを作るのはやめた」と言ってた。

やるべきこと、とか、やることのリストを作って、達成できなかったことを毎日直視しては無力感を感じたり虚しい気持ちになるのはおれもやめようと思う。to doリストなんてものは、俯瞰できるようにばーっと書いておいて、気が向いたものから気が向いた分だけ片づけていけばいいのだ。

それよりも、今日自分がやったこと・成し遂げたことを、小さなことでも見つけて、一日ずつ着実に日々を過ごそうと思う。

キラキラ!