#rsr10

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZOに行ってきた。


スチャダラパー。20周年という積み重ねとスペシャル感を確かに感じさせながら、文脈なんてまったく必要としない最高のステージだった。

少なからぬ人が今年の最大の目玉と期待したことは、やっぱりスチャダラアンコールでの小沢健二登場だったと思う。

永積さんが出てきて、察した観客は、一瞬歓声ともためいきともつかない声をあげ、「ダンスフロアに」ですぐににこやかに踊りだす。そして電気グルーヴ七尾旅人まで出てきてバカ騒ぎして、最後はサマージャム

誰のせい?それはあれだ!夏のせい!!

積み重ねのないしゃべりを嫌悪するのは簡単だけど、文脈の内側ででしかしゃべれない大人にはなりたくない!


初日。

MOON CIRCUSでのROVO→SUN STAGEでのスチャダラ→BOHEMIAN GARDENでのオオハタハラダナガヅミの流れはRSRという空間の魅力を端的に感じた。

オオハタハラダナガヅミは、はなればなれでスタートして、永積さんがFISHMANSのbaby blueを唄い、2時間を越えてそれでも熱烈なアンコールに原田郁子が出たくてたまらない感じでステージの袖から顔を出していて、そしてBOSEも一緒にもう1回出てきてohanaヒライテイルを合唱。


2日目。

フェスのエレカシはやっぱり鉄板で、いきなり今宵の月のようにから。俺の道をやってくれた。おれが初めてライブを観にいったのは、大学1年のエレカシの俺の道ツアーで、おれにとってはそれ以来の俺の道。そして、ラストはもはや定番的な流れで俺たちの明日。

初PE'Z。半分くらいは知っている曲で、おれだって結構PE'Z通じゃんって思った。PE'Z狂の後輩たちにしばかれない程度に、おれも控えめにPE'Zファンを名乗っていく。めっちゃかっこよかった!

ダッシュで沼地を越えて七尾旅人を見て、出てくると隣のEARTH TENTでは曽我部恵一バンドが演奏中!この2年間と今の自分のことを思いながら踊り、おれはやっぱりソカバンが大好きだ。そしてテーマソングみたいに聴いてきたエレカシの俺たちの明日とソカバンの魔法のバスに乗ってを、ライジングサンで同じ日にああやって友達と一緒に聴けたのがうれしかった。エレカシとソカバンを聴きにずっとフェスに行くのもいいなと思う。

すっかり暗くなり、肌寒くなってきて、終わりを意識し始めざるを得ない20時過ぎ。RED STAR FIELDの後ろでUAを聴きながらビールを飲む。ソウルフラワーユニオンで津田さんを見つけたけど話しかける勇気とタイミングがなく、そしてまどろみながらEGO-WRAPPIN'を見て仮眠して今年のトリはアジカン。迷子犬と雨のビートを買いに行こう。


4回目のRSR。朝日は見れなかったけど、朝焼けがきれいだった。2年目のライジングサンのあとの曽我部さんの日記の「「また来年も」という言葉が喉元まで出かかるが、同じ夏なんて二度とあるものじゃないのだ。」という言葉を思い出す。

来年の今頃のことなんて分からないけど、またライジングサンで集まれる!