こんな風にiPhoneを使っています。

iPhoneを買って1ヶ月半。

結局、面倒くささが勝って前の携帯の契約も残していて、iPhoneを「携帯電話」としては一切使ってないんですが、そんなぼくは現状iPhoneをこんな風に使っています。

「音楽以外のデータはネット上に置いて、iPhoneからも自宅PCからも同じものに同じようにアクセスできるようにする」ってのが基本方針です。

TwitBird Pro

iPhoneを買って一番感じたことは、twitterってスマートフォンとセットの体験だということ。

TwitBirdは、

・TLを眺めるメインの画面で、reply先(in_reply_to)のtweetの内容が表示される(これが圧倒的に大きい理由)
・Instapaperに連携して、リンクを送れる
・軽くて、表示も読みやすい
・Listにも対応

というわけで一番好きなクライアントです。最近のバージョンアップは評判が悪いみたいだけど、おれはそれを見てびびってバージョンを2.2から上げていないので、実際のところは分かりません。

もっともポピュラーなクライアントの一つでもあるし、無料版もあるので、はじめての人はとりあえずこれを入れておけば間違いないと思います。もちろんechofoneでもいいけど。


ちなみにtwitterは、

tweetを見ていておもしろい人がよくしゃべっている人をfollowしていく
・privateなListを2つ作って、1つは友人、もう1つは全tweetを読みたい人。あとはその時のTLを眺める
・1回followしても、特に話したことがない人でtweetを見ていて合わない人は、気にせずunfollowする
・あとから読み返したかもと思ったら、とりあえずfavoriteする
・目覚ましがなったら布団のなかでTLを見ることで、二度寝しなくなった!

って感じで使っています。


mixiがゲームなんかを触媒に密なコミュニケーションを目指すものだと仮定するなら、twitterはそもそも密なコミュニケーションとかよくない?っていう感覚だと思っています。

津田さんが言ってらっしゃる「自分が好きな人だったら、カレーなう、でも楽しい」に全面的に賛成します。メールするほどのことでもないことで話しかけたところから盛り上がったり、逆にコメントしにくくないかなとか考えながらつぶやいたりする必要はないです(個人的にはもともとそんなこと考えてweb日記書いたことないけど)。

いわゆる芸能人っていう人じゃなくても、自分の憧れの人がしょうもないことを言ったり、その方にとっての憧れの人とtwitterで話して「twitterってすげえ!」と言っているのを見られるのはすごく楽しいし、元気が出ます。

知り合いでtwitterをやっている人が増えれば増えるほどおもしろくなると思うので、増えるといいなと心から思います。

iPod機能

ジョブスが最初にiPhoneを発表するのをYouTubeで見たときに、「ワイド画面タッチ操作のiPod、革命的な携帯電話、画期的なネット機器端末、これは一つの端末なのです」的なことを言っていたけど、iPhone1つ持っていれば全部できるってのは圧倒的な手軽さです。(だから携帯解約したい。。)

iPhoneだと、PCを介さずに直接podcastを落としてすぐ聞けるし、podcastを聞いているときの「30秒戻す」ってのはなんで今までなかったんだろってくらい便利です。

Google Map

初めて行く場所を散歩したり、自転車で走ったりするのが、楽しくなりました。

最終的にiPhoneを買うことに決めた決め手はヨドバシでiPhoneを触ってGoogle Mapを触ったときだし、iPhoneを買って最初の1時間はずっとGoogle Mapをぐりぐりして喜んでました。

3G回線でもストレスなく、ぐりぐりしたり拡大/縮小できます。あとは縮尺が表示されないのだけが残念。

さいすけ

スケジュールアプリ。

1,200円するので高いですが、さいすけを買って、紙の手帳を持ち歩くのはやめました。

Googleカレンダーでつけたラベルの色がそのまま反映されるし、ラベルごとにさいすけ上での表示/非表示を簡単に切り替えられます。

なんといっても、日/週/月をワンタッチで切り替えられるのは、紙の手帳ではありえない魅力だし、紙の手帳は持ち歩いていないようなときもiPhoneは持っているので便利です。

はじめてGoogleカレンダーの便利さが分かった!

予定を入れるときに、デフォルトが入力した開始時間から1時間になっていて終了時間を入力しなくてもいい、など細かい部分もよく考えて作られていると思います。

Instapaper

「あとで読む」を実現するサービス。

iPhone上のブラウザから(もちろんPCのブラウザでも)bookmarkletを使ったり、上記のようにTwitBirdなどの各アプリからurlリンクを送っておいて、それをiPhone上あるいは自宅のPCから見られるサービスです。

iPhone上のアプリから読む場合には、iPhoneに最適化したフォーマットで表示してくれます。

このアプリは有料版の何がすごいのか分かっていなくて、無料版を使っています。

タイトルの一覧表示で日本語が一部文字化けするのが残念ですが(S_JISの場合だと思う)、本文の方にいくとちゃんと読めます。

Evernote

個人的なメモをひたすら保存していくサービス。

ネット上にメモを置くことで、どこから登録したメモでも、どこでも読んだり、更新したりすることがあります。

デフォルトの状態ではプライベートだし、セキュリティがって話も聞かないので、クレジットカードのパスワードみたいなよっぽど大切な情報ではない限りは人に見られたくないメモを置いても大丈夫だと思います(ただし、iPhoneには絶対ロックをかけておく方がいいと思います)。

近い将来には画像の日本語を認識できるようになるみたいなので、そうすると名刺を全部iPhoneで写真を撮ってEvernoteに上げておくと、あとから名前とかで検索できるようになると思われます。

「超」整理法―情報検索と発想の新システム』に書かれている「ポケット一つ原則」というのがあります。

ポケット一つの原則にEvernoteを ≪ MBA+MC=Logic+Art

「超」整理法で、野口悠紀雄先生が、絶対に捨てていないことは確かなんだけれども、どこにしまったのかわからなくなってしまう、「迷子」を無くすために、収納する場所を全て一カ所に限定することを薦めている。というのは、「ここさえ探せばよい」という安心感を生む効果があるからで、「探す」という手間のかかる作業に対する見積もりを、より正確に行うことが出来、心理的な効果が期待できる。


逆に言えば、ここを探して見つからないということは、「謝って捨てた」のか「もともと存在しない」のかのどちらかであると結論をつけることが容易になる。存在の証明は簡単だけれども、無いことの証明は難しいのと一緒だ。場所が限定できれば、「有る」と「無し」の判定がより楽になる。


ちょっとした思いつきでも、本を読んでいて気に入ったフレーズでも、今日誰かと話しておもしろかったことでも、スキャナで読み込んだ文章でも、なんでも1箇所に入れておいてあとから検索できるってのは最強です。


グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan

まず、情報全体をそのまま保存するのではなく、元の情報を凝縮したものを書き出します。それは要約でもいいと思いますが、僕の場合はその文章の「肝」だと感じた箇所を抜き書きするようにしています。


書き出す先は、非公開設定にしているグループウェア上のブログです(長い引用をした場合、著作権の問題も発生するので、公開していません)。こうしてウェブ上のプライベートな空間に、精選・凝縮した情報を集めることで、脳の外部記憶装置の役目を持たせています。ウェブ上にあるので、その後の検索や閲覧、管理も容易ですし、研究や仕事の仲間との共有も簡単です。

で、書かれている、「自分にとって」価値がある情報をGoogle検索より早く取り出せるようにするtoolを兼ねるのにも最適かもしれません。

現状はEvernoteはまだ日本語検索が弱いので、Gmailや各種ブログサービスに強みがあると思いますが、日本語の画像認識ができるようになったらノートや本をiPhoneで写真を撮って、そのままEvernoteに放り込んでおく、ってことが現実になると思います。


Evernoteも個人的には(今のところほとんど写真を置いていないので)無料アカウントで十分です。

AuroReader

livedoor Readerのアプリです。

RSSフィードはほとんど電車の中で消化できるようになりました。

iPhoneでは当然のようにGoogle Reader用のアプリが充実しているので乗り換えようかなとも思うのですが、恥ずかしながらGoogle Readerの使い方がよく分からないのと、ピンを立ててあとから一気に読むってのが気に入っているので今のところLDRを使っています。

あとFireFoxのNewsFoxとlivedoor Readerを使い分ける(どうせほぼ必ず開いて本文を読むフィードはLDRには登録せずに、最初から家のPCで読む)っていう、あまりスマートでないこともやっているので、ここらへんも含めてどうにかしたいです。



電話帳とかメールとかバッテリーとかGPSが適当すぎるとか弱点も確かにある。

だけど、友達が言っていた「FireFoxないしChromeを自分に合わせてカスタマイズして使っていて、クラウド(梅田さんが言うところの「あちら側」)ってことがなんとなく分かる」って人にはたまらないおもちゃだと思います!

あとtwitterしよう!!