ローカルにSubversionのリポジトリを作って、Eclipseから使う
Windows Vista(32bit)、eclipse-SDK-3.4.2を使用。
Subversion・TortoiseSVN・Subversive のバージョンを揃えておくとつまづかない気がする。
バージョン管理って最近知ったけど、プログラミング以外でも、例えば修論を書くときにこれを知っていたら相当ラクだったのに、と思う。
Subversion は、フリー・オープンソースのバージョン管理システムです。Subversion は時間とともに変化するファイルやディレクトリを管理します。このため、古いバージョンのデータを戻したり、変更履歴を確認したりすることができます。この意味で、バージョン管理システムを、「タイムマシン」 の一種と考える人もいます。
Subversionはどのような タイプのファイルの集合も管理できる一般的なシステムです。あなたにとって それはプログラムのソースコードかも知れません?しかし別の人にとっては 食料品の買い物リストから、デジタルビデオの編集、そしてもっと他のもの ですらあるでしょう。
1、Subversion をインストール
Subversion は、CVS に取って代わったバージョン管理システム。
subversion: ドキュメント & ファイル: Windows Apache 2.2.x
から、Setup-Subversion-1.6.2 をダウンロードしてインストール。
2、TortoiseSVN をインストール
TortoiseSVN は、Windows で動作する Subversion のフリーのGUIクライアント。
エクスプローラーの右クリックメニューで動作するので便利。
から、TortoiseSVN-1.6.3.16613-win32-svn-1.6.3.msi をダウンロードしてインストール。
日本語化、TortoiseSVN の使い方は以下を参照↓
参考:TortoiseSVNのインストールと設定
WindowsでSubversionを使う:TortoiseSVNでバージョン管理 - SourceForge.JP Magazine
Subversionの留意点2つ
1、WindowsでSubversionを使う:TortoiseSVNでバージョン管理 - SourceForge.JP Magazine
なお、「追加」を実行した時点では、ファイルはリポジトリにコピーされない。追加を行ったあと、コミットを行った時点でファイルがリポジトリにコピーされる。
2、TortoiseSVNの場合、ファイルやフォルダをSVNに追加するのは非常に簡単だが、SVNから切断するのは簡単ではない模様。
eclipseを介しているものは、プロジェクトを右クリック→Team → 切断、で簡単に切断できる。この際に完全に切断するには、
Also delete the SVN meta-information form the file System.
を選択する。
3、リポジトリを作る
適当なディレクトリに、フォルダを作成する(例えば、C:\Users\xxxx\svn)。
作ったフォルダを右クリックして、TortoiseSVN → Create Repository here
であっさりできる。
4、Eclipse に Subversive プラグインを追加する
subclipse というプラグインもあるが、Subversive が主流の模様。trunc、brunchなどの設定を自動でできる。
eclipse-SDK-3.4.2の場合、Help → Software Updates → Available Softwareタブ → Add Site で
http://download.eclipse.org/technology/subversive/0.7/update-site/
http://www.polarion.org/projects/subversive/download/eclipse/2.0/update-site/
の2つのサイトを登録。
・Subversive Site (eclipse.org) から SVN Team Provider Plugin
・Subversive SVN Connectors Site (polarion.org) から Subversive SVN Connectors
をインストール(他のものはインストールしなくて良いし、しようとしたらエラーが出た)。
その後、eclipse を再起動。
5、eclipse のプロジェクトをリポジトリに追加
プロジェクトを右クリック→ Team → Share Project → SVN → Create a new repository location
で、3で作ったレポジトリを登録(例えば、file://localhost/C:/Users/xxxx/svn)。
Nextを押し、次の画面で、Adovanced Mode: を選んで、Project Repository Layout から Use single project layout を選択して、finish。
これで完了!
最後のレイアウトの設定はお好みだが、おれの周辺ではこれが推奨されている。
バージョン管理に便利なSubversiveプラグイン (2/3) - @IT
Eclipseのプロジェクト単位でリリースを管理します。Eclipseのプロジェクトごとにタグを打てるので、それぞれバラバラのバージョンとして管理します。ライブラリやサブシステムなど、それぞれ別々に入れ替えたい場合に利用します。つまり、プロジェクトごとにタグやブランチを用意したい場合に、便利です。
ようは[subversion] Subversionでリポジトリにタグを付ける (feedtailor Inc. 大石裕一の開発ブログ)の図の1のパターンでディレクトリを自動生成してくれる模様。
途中つまづいたこと
Unsupported FS format svn: Expected FS format '1-3'; found format '4'
っていうエラーが5で出て、レポジトリに登録できなかった。
ITめもりーにょ - eclipseからSubversionのリポジトリに接続(subclipse)
を見ると、SVNのバージョンにクライアントが対応できていないっぽい。
eclipse の window Preferences Team SVN SVNクライアント タブ
で、
Default SVN Kit (SVN/1.5.6 SVN Kit/1.2.3) から
SVN Kit (SVN/1.6.2 SVN Kit/1.3.0)
に変更したら、エラーが出なくなった。