パチンコ・スロットの市場規模は外食産業とほぼ同じ!

就職してみて一番カルチャーショックだったことは、同期の間ではパチンコ・スロットが圧倒的な共通の話題であることです。

今まで周りにパチンコ・スロットをする人がほとんどいなかったので、興味を持ったこともなかったのです。

パチ屋(って呼ぶらしい笑)に連れて行ってもらったりもしたのですが、びっくりするくらいの台の埋まりっぷり!

パチンコをやっている人は少ないのになんでこんなにどこに行ってもパチンコ屋がたくさんあるんだろう?って思ってたんですけど、それはものすごい勘違いでパチンコってめっちゃ人気がある娯楽なんですね。。



日本にカジノを 〜斜陽のパチンコ産業 -1-によると、2007年時点でパチンコ人口は1450万人、パチンコ屋は11,000店舗、売上高(貸球料の合計。ここから顧客に還元した残りが利益)は22兆9千8百億円もあるそうです。これでも激減している結果らしい。

日本人の9人に1人はパチンコをやっている計算になる。


そして、レジャー白書2008を見ると、余暇市場全体で74兆円だから、日本人が余暇に使う費用の1/4以上がパチンコ・スロット!

外食産業が24兆円だから、ほぼ同じ規模なのである!!


ちなみに、
映画の年間興行収入が2000億円だから100倍
音楽が年間売上高4000億円だから50倍(CDと有料配信の売上高の合計、日本レコード協会のwebsiteの統計資料から概算)
カラオケが7000億円だから70倍
書籍が1兆円らしいから20倍
競馬が3兆円弱だから8倍


JTの売上高が年間7兆円
酒類が4兆円


さらにちなみに『世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ』によると(待ち行列理論などを使った推計値)、

ソープの市場規模は1兆円、ヘルスとイメクラで7000億円、デリヘル2.5兆円、ピンサロ7500億円、援助交際が500億円、ラブホテルが4.7兆円



日本の2007年のGDPが515兆円なので、1/25がパチンコ・スロットです。。(GDPって全然分かってないんだけど使い方あってるんかな?)


パチンコは還元率が9割程度と高く(だから市場規模が大きいとは言っても売上総利益は2兆円くらいで、他の産業と比べてどうなのかは分からない)、期待値的には1時間で2400円くらいの赤字にしかならないらしい。

そりゃ1時間2400円で「日によっちゃ3万円負けたり、6万円勝ったりする」(同期談)スリルを味わえれば、魅力的な娯楽であることは分かる。

ちなみにおれの月給は、手取りで19万円。。(笑)

それから、どこにでもあるし、誰かを誘わなくても一人で手軽に時間を潰せるのがいいらしい。


とりあえずおれの趣味が比較的安上がりな読書でよかった!