日本経済新聞の読み方
おれがいま時点で日経をどんな風に読んでいるかを紹介してみようと思います。
まず、なぜ新聞なのか?
就職活動をしていたり、就職すると、「日経を読め!」と決まって言われます。
1、どこのものでも良いから新聞を読むこと自体を推奨される
2、新聞の中でもビジネスマンならやっぱり日経が一番
という流れが多いと思います。
2に関しては疑う余地はないと思いますが、1に関しては個人的には同意しかねます。webで本気で情報収集をしている人の口から、「新聞を読め」という話を聞いたことがない。
2に理由に関して、「社説がしっかりしている」という話がありますが、webで有名なブログを複数読むほうが多様な視点からの洞察を手軽に得られる気がして個人的には却下しています(おれは社説は読みません)。
ただ「日経はビジネスマンの共通の話題である」要素は大きな魅力であると感じます。
あまりにもプレッシャーをかけられるので、一度やめていた日経を再び購読しだしました。
月々\4,383は新書なら6冊買える額なので元を取るのは容易ではない。だけど平日に自分の時間をこれ以上削りたくないので、行きの電車と研修センターに着いてから人が増えて賑やかになるまでしか読まない、と決めました。
まず読まないところを決める、そして優先順位を決めて読んでいって、時間が来たら終わり、という風に読むことにしました。
1、1面
新聞は1面から順番に読んでいくもの、とは全く考えていませんが、おれは1面だけは最初に読みます。
「きょうの紙面」って何を基準に選ばれているのか分からないんだけど、ここも見て、目を通す可能性が低い面(社会面とか企業2面とか)に掲載されている記事で興味を引くものがないかチェックしたりします。
春秋は読みません。
2、総合面(3面)
「ニュースがわかる」「景気がわかる」という2つのキーワードで編集している、解説記事中心の紙面です。
ニュースの事実関係だけではなく、その経緯や背景、今後の経済・産業などへの影響をていねいに解説しています。
ということで、新聞は見出しだけを読んでいても、起こったことを知ることができるだけで、なかなか将来のトレンドを読めるようにはならないと思っていて、そのヒントを一番与えてくれるのが総合面だと思います。
3、経済学教室(月曜〜金曜)
個人的にはこの面が日経の最大の売りだと思います。経済学者がこの短い分量で、分かりやすい導入から洞察まで一つの体系的な問題提起を提供しているのはすごい!webに載ったらほとんど全ての記事がhotentryになると思います。
4、日曜のサイエンス面と月曜の科学面
好きなので、ここは欠かさず読みます。webだとどうしても生物絡みのニュースしか読まなくなるし。
5、企業(総合)→国際→経済
ここからは、時間が残っているだけ、企業総合→国際→経済→企業と見ていきますが、ここはいかに見出しで取捨選択するかが大切。「日経朝刊は40ページの場合で約25万字、新書にして2冊分の情報量があります。」だそうで、全部読むのは不可能なのに、気をつけないと片っ端から全部読んでしまって、前のほうだけを見て終わりになってしまうので。
企業総合→国際→経済→企業という順番はおれなりに考えた結果です。
本当は全部見出しだけ目を通してから、おもしろそうなものから順番に読んでいくのが賢いと思うけど、新聞は何回もめくるのが面倒くさい。。
スポーツ面、社会面、文化面は読まない
webとかテレビとか本とかで見たほうが楽しいものは新聞では見ない!という趣旨です。
地方面
おれは地方面はまったく読まないのですが、前どこかで
「地元の小さい企業について、特許を取得した、とか、実はこんな風に日本のものづくりを支えている、といった情報を入手できるのは、新聞の地方面だけなので、地元での就職や転職を考えている人はまずここを読むべき」
というような話を聞いて、これはそういわれてみればそうだ!と思った。東京に住んでいる人には当てはまらないと思いますけど。
という感じです。
自分はこんな風に読んでいるよー!とか、夕刊とか土曜日の「NIKKEIプラス1」だったらここがおもしろい!(これらはおれはまったく見ていません)というのがあればぜひ教えてください!