写真が嫌い、でした


写真を撮るポイントを探すために景色を見るのが嫌いです。写真を撮るために個々のペースを乱して全員が揃わないといけないのが嫌いです。撮影ポイント!って場所の前で、写真を撮っている人たちの邪魔にならないようにするのが嫌いです。カメラや携帯を構えた人たちが何かを囲んで一斉に手を掲げているのを見るのが嫌いです。

なので、おれはデジカメを持っていません。サークルの人とかバイト先の人が撮った写真を見せてもらっても、まるでそこにいなかったかのように写っていなかったりします(笑)


なんですけど、


後輩のブログから勝手に引用(すみません)

もうぜったい戻らない大切な時間
 
って文字にするとぐさりと突き刺さるけど
戻らないって知ってたから撮ってたんだったな
 
ひとつひとつ撮った時の
感情がよみがえる
 
あのときはこれが不安だった
このときはそれが不安だった
このときはこれがしあわせで
あのときはあれがしあわせだった

 
だからといって
うしろを見て悲観的になることはなくなった
だいすきだいすきだいすきな女の子たちに
今度会った時はどんなはなしができるだろう
ってすごくたのしみに思ってる


っていうのを、おれもすごく感じるようになってきました。


日常の、非日常の景色があって、そこにそれぞれの表情で人が写っている写真は、素直に素敵だと思います。そういう写真を自然に撮ってくれている人は、素敵だと思います。

結婚披露宴のオペレーターのバイトをしていたときも、スライドショーはすごくキラキラして見えた。おれは、葬式にもああいうのを作っておいて流したい。


バイト先の忘年会で、用意してくださっていたでっかい誕生日ケーキに愛しの後輩と入刀したときの写真は宝物にします。あと、その前に行ったバーで撮ってもらった写真も大切にしよう。


そういうわけで24歳になったのです。素敵な誕生日をありがとうございました。