学祭が終わる


ここ3週間くらいはそれなりに頻繁に9時か10時くらいにサークルに行ってギターの練習をしたりしていたわけですが、それも今日で終わり。


今なら胸を張って言える。

おれは音楽が好きだ。おれはこのサークルが大好きだ。


大好きな曲を一生懸命練習して、一緒にやる人たちと合わせて、それからご飯を食べに行ってビールを飲んで、それから後輩を捕まえてアイスを買いに行ったのです。

教室内はにぎやかを通り越して騒がしく音楽が鳴り響いていた。懐かしい顔が楽しそうにギターを弾いている。名前も顔も知らない人たちが、聴いたこともない曲を楽しそうに練習している。


おれにとって6回目の学祭が、こうやって終わっていく。お祭りはいつだって始まるまではすごく長いけど、始まったらあっけないくて、もう次の瞬間には後片付けの住んだ広場や、後夜祭のキャンプファイヤーをぼーっと眺めながらすごく穏やかで素直な気持ちで誰かと話していた気がする。

もう最後の学祭だし実験とか無視して飲み倒そうかと思ったものの、もちろんそんなことは無理で、そもそも学祭初日の金曜からバイト5連勤で、だけどそれすらも悪くない気がする。

あとは本番だけ。ほんのちょっとの素直な意地と、ものすごくたくさんの美化された思い出と、それから心からの感謝を込めて歌おう。


というわけで、土曜の11時半過ぎにサークルのライブに出るので、その日うちの大学の学祭に来られる方はぜひぜひ足を運んでくださいませ。