青春時代はつつむだろう


たかだか中耳炎なのに、一向に良くならなくていらいらする。なにを大げさな、という話だけどイライラする。早くiPodを両耳で聞きたい。フットサルもしたい。薬も飲みたくない。

そんな夜は、大風呂敷を広げて広げてきたことがちょっと不安になる。おれはやるといったことを全部ちゃんとできるんだろうか。その上でそれなりの修士論文を書けるんだろうか。


今年も8月が終わった。

最後の1週間はそんなわけでずっと体調が悪くていらいらして、それから2年以上おれの心の中にあったことに一つのけじめをつけた。というかどちらかというと結局けじめをつけなかったのかもしれない。どっちが良かったのかなんてずっと先になってみないとわからないって思っていたけれど、だけど、耳が痛くて寝付けないベッドでもんもんとしてたとき、ある瞬間にふと光が射したようにこれは絶対こっちだ!って思って居ても立ってもいられなくなったんだから、だから間違いない。

おれは歪んでいるかもしれないし、何も成長していないかもしれないけど、びっくりするくらい幸せものです。自分でそう思っているんだから世話はない。


それから先週は後輩たちのライブを見に行ったのです。サークルの人たちのライブを見るのはいつ以来だろう。よく話す後輩たちでも、彼らが演奏している姿を始めて見た気がする。3回生の後輩たちのバンド2つがすごく良かったです。たぶんあそこにいた全員が機嫌良くなったと思う。学生生活残り半年、もう勉強以外のすべてをやめてバンドをしたいと思った。しないけど。

1年間くらい留学していた後輩がそのライブに来ていて、ライブのあと4人で安い寿司を食いに行った。


ふと時間が空いて琵琶湖までバイクでひとっ走りした。バイクの風が気持ちよかったです。おれはこのときに、あー夏が終わるんだなーと思いました。

今年の夏もやっぱり彼女はできなかった。さて、9月。大風呂敷を広げたことのいくつかがやってくる。そして25日のロボピッチャーのライブが楽しみでしょうがないです。