サニーデイ・サービスの思い出


今年のライジングサンはオオトリのスカパラの前の一枠がシークレットってことで発表されていなかったんです。ネット上では、やれミッシェルだとか、ブランキーだとか、MAD CAPSULE MARKETS(ライジングサン第1回のシークレットだったらしい)だとか、はてはナンバガか、スーパーカーかなどと、盛り上がっていたわけです。

っていう話を、この前久々に会った友達と飲んだときにしていたら、「っていうかサニーデイじゃん?」って友達が言い出して、「サニーデイなら今だったらやりそうだし、そのあと普通にツアーとかしそう 」って言っていて、ネット上ではサニーデイっていう予想はなぜか見たことなかったんだけど(ライジングサン第1回のオオトリだったらしいのに)、確かに!!と思ったわけです。

という友達(ライジングサンにはお金がなくていかれないらしい)の予想が完全に当たって、サニーデイ復活!!



サニーデイ・サービスというバンドについては、おれは、解散してから何年も経ってから、サークルで友達が確か「NOW」と「そして風は吹く」を演奏していてはじめて知ったのです。

サニーデイ・サービスっていうアルバムと、東京っていうアルバムにはまりました。

2年前のカウントダウンジャパンではじめて曽我部恵一バンドを見ました。

それから3ヵ月後、サークルの卒業ライブというイベントがあって、友達が「青春狂走曲」を演奏したのです。自分たちが主役であった、その卒業ライブに、おれは旅行に行っていて行かれなかったんです。

卒業式の日、みんなで飲みに行って、カラオケに行って、それから友達の家に行きました。預かっていてもらっていた、後輩たちが書いてくれた色紙を一人で読むのが怖くて。友達の家でボロボロ泣きながら(酔っ払っていたせいにしておこう)、色紙を読んだのです。

そのときに東京がかかっていたのかは定かではないけれど(笑)、サニーデイ・サービスというバンドにはおれのそんな思い出が詰まっているのです。



おれは、大学に入って、音楽サークルに入って、それで斉藤和義も、くるりも、サニーデイ・サービスも、FISHMANSも、サークルの人たちに教えてもらって知りました。

それからライブに行くようになって、夏フェスに行くようになって。

おれはギターが弾けるってことに憧れて音楽サークルに入っていたけれど、ギターが趣味ですって言えるほど弾けるわけではありません。ギターを弾きながら思いっきり歌いたくなったり、歌ったりするときは、ときどきならあるけれど、そもそもギターを弾くことがそこまで好きなのかもよく分からない。

だけどライブを見ることは好きです。ライブを見に行くことだけは、かっこうつけではなくて心から好きなのです。


最近は新しいバンドを発掘したり教えてもらって聞くこともなくなってきて、いつまでこういうことにときめいていられるのか自信がなくなってきて、そのことがすごく怖いです。

昨日、天神祭の花火を見に行こうと京阪に乗った瞬間に、友達から「ライジングサンやっぱサニーデイじゃん!」ってメールが来た瞬間のあの高揚感が、うれしくてしょうがありませんでした。


ライジングサンで、サニーデイ・サービスのライブを見られるのです。それをワクワクしながら待つのです。