ゆるやかな連帯を育てていきたいと真剣に思う

友達がたしかこんなことを言っていた。


大学時代4年とか6年とか一緒に過ごした友達は、今までこういう出来事があって今こういう考えにたどりついたっていう背景がお互いなんとなく分かっているから落ち着く。


徐々に疎遠になっていくだけじゃなくて、それを先にも進めていく方法はあるんじゃないかと思っている、という話。


ある程度の時間を一緒の場所で過ごした人たちが、これから出世したりしなかったり、結婚したりしなかったり、壮年期に何を感じ、どう過ごしていくのかに、ものすごく関心がある。

これってごく近しい人にのみ当てはまる話だとずっと思っていたんだけど、実は程度の問題でしょ、っていつの間にか思うようになっていた。「ただ同じサークルに所属していた人」にもやっぱりそれなりに関心がある。

大学4回のときに行ったサークルのボード旅行ではじめてしゃべった当時1回生の後輩たちが今でも仲良くしてくれていることや、バイトの後輩たちに抱いた感情はおれにとってインパクトの大きい体験なのだと思う。


自分自身の場合、そういう関係を築いてきたものって、2つあると感じている。

1、生産性のかけらもない膨大な時間
2、共同作業とか、共通の肉体感覚(一緒にバイトした、とか、一緒にボードに行った、とかなんでもいい)

どう考えても1はもう終わりました、と。

だったら2を意識的に作ってみたらどうだろうか。


居酒屋に集まって飲み会をして2次会に行って終電で帰るよりは、BBQをするとなったら外で飲むのは気持ちいいし、面倒くさくても複数人で買い出しやら準備やら片付けをしなければならない。

こういうものを積み重ねていけたら、ゆるやかな連帯って育っていき得るんじゃないだろうか。


いや、BBQは分かったけど他にたとえば?ってのが全然分からないし、東京と大阪は依然として気軽な距離ではない。

なんだけど、ちょっと打算的にそういうことを考えていたり、いっつもちょっと腰が重いことに強引に誘ってくる人っていう役を買って出る人がいるっていうのは、結構価値があるんじゃないかと思ったのです。